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2024年6月8日早朝、KADOKAWAグループ全体へのランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃事件が発生しました。
この事件によって約25万人の個人情報が流出し、大きな損害が出てしまう結果となりました。
そもそもランサムウェアとは?
主にメールやウェブサイト経由で感染し、パソコン内のデータやファイルを暗号化させ、パソコンやスマートフォンをブロックするといった被害を及ぼします。
そして、ファイルの暗号化解除やパソコンのロック解除を条件に身代金を要求してきます。
もちろん、身代金を支払ったら100%解決するとは限りません。
また、ランサムウェアは個人や企業、法人などさまざまな相手をターゲットとして攻撃を仕掛けてくるため、誰でもターゲットとなる可能性があります。
どのように対策すればいいのか?
それでは、ランサムウェアを未然に防ぐ対策方法について紹介します。
主にはこちらになります。
・外部サイトへのアクセスを制限する
・ランサムウェアに感染しないために知識を共有する
・セキュリティソフトを導入する
外部サイトへのアクセスを制限する
ランサムウェアは、改ざんされたウェブサイトやウェブサイトの広告経由で感染する可能性があります。
会社用のパソコンやタブレットで自由にウェブサイトを閲覧できる状態にしておくと、それだけでも感染リスクが高まります。
社内システムやパソコンの設定などで外部サイトへのアクセス制限を設けて、業務に必要なサイトのみ閲覧できるようにすることもランサムウェア対策の一つです。
具体的な対策方法としては、
・業務用のパソコンやタブレットではイントラネット(組織用のプライベートなネットワーク)にしかアクセスしてはいけないと決める
・業務に関係のないサイトへのアクセスはできないようにする
・ウェブサイトからファイルをダウンロードする場合には、許可が必要 とする
といったような、誰もが自由にウェブサイトを閲覧できる状態にしないようにすることが大切です。
ランサムウェアに感染しないために知識を共有する
先ほどもお伝えした通り、ランサムウェアは誰でもターゲットになってしまいます。
そのため、利用者のリテラシーが低いままではいつランサムウェアに感染してもおかしくありません。
誰もがランサムウェアに対して同じ認識を持つためにも 、
・パソコンなどインターネット経由で利用する端末にルールを設ける
・ランサムウェアを始めとするウイルス対策についての知識を共有する
・適切なウイルス対策ができているか定期的にチェックをする
・万が一ランサムウェアに感染した場合の対処法を共有する
などを実施して、知識をつけ、安全にネットが使用できる環境にしましょう。
セキュリティソフトを導入する
ランサムウェア対策には、セキュリティソフトの導入が欠かせません。
社内で使用するパソコンや社内のデータを共有するパソコンには、すべて同じようにセキュリティ対策をするようにしましょう。
また、セキュリティソフトといっても様々なサービスがあり、どれを選んだらいいか迷ってしまうかと思います。
そこで、今回は専用アプリをインストールするだけですぐに使える「クラウド型UTM」を紹介します。
従来、セキュリティソフトは専用機器を設置するものが主流でした。
しかし、クラウド型UTMでは、機器を設置する必要がなく、すぐに導入することが可能です。
また、デバイスごとにセキュリティ設定を行うため、外出先でもUTMの機能が利用できます。
また、設置費用も安価になっており、月額1,500円から設置が可能です。
それにもかかわらず、従来型のアプライアンス型UTMと同様の性能を発揮します。
まとめると、
・セキュリティソフトはクラウド型UTMがおすすめ。
・専用機器の設置が必要なく、アプリをインストールするだけで利用できる。
・場所に縛られることなく、デバイスごとに設定可能。
・月額1,500円~と、非常に安価な価格となっている。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ランサムウェアとはどのようなウイルスなのか把握でき、具体的な対策を検討できるようになったかと思います。
ランサムウェアは、感染してしまってからでは対策が非常に大変です。
そのため、感染対策を万全にして、安全にインターネットを利用しましょう。