急増しているクリーナー詐欺に要注意!!スマホにもウイルス対策は必要!?
2023.10.30サイバー保険の必要性について!補償範囲や企業の加入率は?
2023.11.27クラウド型UTMとアプライアンス型UTMどっちが良いの?それぞれの特徴は?
現在、オフィスのセキュリティ対策として広く浸透しているUTMはご存知でしょうか?
UTMとは、複数のセキュリティ機能を集約し、ハッキングなどの脅威からネットワークを効率的かつ包括的に保護する管理手法のことをUTMと称します。
そのUTMには、クラウド型とアプライアンス型の2つのタイプが存在します。
多く認知されているのは、アプライアンス型になりハードウェアを設置するタイプが一般的です。
しかし、現在あらゆるサービスがクラウド化に移行する傾向があり、UTMも同様でクラウド型UTMと称しクラウドタイプの提供が広まりつつあります。
アプライアンス型とクラウド型どちらが良いのでしょうか?
それぞれの特徴などを解説していきます。
アプライアンス型UTMの特徴
アプライアンス型UTMは、ハードウェアになるためネットワーク回線の大元に機器を取り付ける必要があります。
UTMのネットワークを経由して繋がるデバイスは、UTMのセキュリティ配下となりUTMに搭載されている高度なセキュリティ環境下でインターネットを使用することが可能です。
また、アプライアンス型UTMには接続台数に限りがあるため、従業員が増えるなどを理由に推奨台数を超える場合は、UTMの買い替えをしないといけません。
アプライアンス型UTMは、米Fortinet社が提供している「Fortigate」が高いシェア率で利用されています。
詳しくはこちら:UTMシェアNO.1「Fortigate(フォーティゲート)」とは?
クラウド型UTMの特徴
クラウド型UTMは、クラウドサービスになるため、機器を設置する必要がないため設置工事が不要です。
対象のパソコンにアプリケーションをインストールして対策を行うため、使用場所を制限されることがありません。
例えば、自宅でリモートワークをする場合や、カフェでインターネットを利用する場合にもUTMのセキュリティ機能が有効になります。
クラウド型UTMは、インストールするだけなので例えば拠点が増えたり、使用台数が増えても制限なくセキュリティ対策をとることが可能です。
クラウド型UTMに関してはこちらをご覧ください↓
詳しくはこちら:PC1台から導入できるクラウド型UTM「Cyber Gate Cloud」
クラウド型とアプライアンス型の比較
クラウド型とアプライアンス型どっちが良いの?
これまでにクラウド型とアプライアンス型の特徴について説明してきましたがどちらのタイプが良いのか悩んでいるのではないでしょうか?
比較資料を見ると、一見クラウド型UTMにメリットが多くあるように感じますが使用環境や契約プランによってはアプライアンス型の方が優れている場合もあります。
例えばクラウド型UTMだと1台から契約可能なプランになっていることもあるため、プランによってはパソコンの台数毎に料金がかかってきます。
その場合、仮に50台のパソコンを所有する会社が1台2,000円の契約を行うとなると、単純に月額10万円の費用が発生します。
多くのパソコンを所有する企業であれば、アプライアンス型の方がコストパフォーマンスに優れていることになります。
どのような環境であれば、どちらのタイプが良いのか解説していきます。
クラウド型におすすめの環境
・パソコン15台以下(1台単位での提供プランがある場合)
・パソコンの持ち出しがある
・機器のメンテや入替をしたくない
・長期の契約をしたくない
・ネットワーク周辺を整理したい
・拠点や従業員が大幅に増える予定がある
アプライアンス型におすすめの環境
・パソコン15台以上(1台単位での提供プランがある場合)
・オフィスでのみパソコンを使用する
・定期的に直接メンテナンスをしてほしい
・拠点や従業員が増える予定がない
まとめ
クラウド型とアプライアンス型それぞれに特徴があるため一概にどちらが良いとは言えません。
利便性を重視するか、コストを重視するか、希望するタイプに使用環境は合っているかなど、複数の条件で変わってきます。
契約するプランが小規模事業者向けで1台単位から料金が発生するのか、大企業向けで50台や100台などテナント販売になっているかも確認するようにしましょう。