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現在、需要が高まり、注目されている「eSIM」はご存知でしょうか?
eSIMとは、あらかじめスマートフォンに埋め込まれた本体一体型のSIMのことです。
スマホを使用する際に利用するSIMカードですが、近年では「格安SIM」などの登場もあり、目にする機会の多い言葉だと思います。
eSIMは情報を書き換えるだけで、SIMカードの抜き差しと同じ役割を果たすので、機種変更や契約会社を変更する際もSIMカードの差し替えの必要がありません。
本記事では、従来の物理SIMとeSIMの違いや特徴などについて解説していきます。
SIMの機能について
まず、SIMカードとは通話やインターネット通信を行うために必要なICカードのことで、スマホやタブレットの挿し込み口があるので、そこに挿し込んで使います。
SIMとは「Subscriber Identity Module」の略称で、日本語では「加入者識別モジュール」と呼ばれています。
SIMには契約者情報が記録されており、SIMを端末に装着して初めて誰のものか特定可能になるのです。
SIMの種類とサイズは?
SIMカードには機能とサイズに種類があります。
機能は、使用者がどのような使い方をするかによってどのSIMカードを契約するか変わってきます。
SIMのサイズは、使用するスマートフォンによって対応するサイズが決められており、 一般的に「micro SIM」と「nano SIM」が使用されています。
SIMの機能について
SIMのサイズについて
標準SIM
標準SIMは縦25mm×横15mmサイズのSIMカードです。「標準」という言葉が使用されていますが、2023年現在ではあまり利用されていないサイズのSIMカードとなっています。
3G世代のスマホなど、少し前の世代のスマホでよく利用されていたサイズです。
micro SIM
micro SIM(マイクロシム)は縦15mm×横12mmのSIMカードで、標準SIMの次に実装されたカードです。
例えばiPhoneではiPhone 4やiPad (第 4 世代)での使用が見られます。
現在でもいくつかのスマホやタブレットなどで使われており、特に、中古市場で流通しているスマホではmicro SIMが利用されている機種が有ります。
nano SIM
nano SIM(ナノシム)は縦12.3mm×横8.8mmのSIMカードです。
2023年現在主流のSIMカードで、iPhoneを例にするとiPhone 5やiPad (第 5 世代) 以降はすべてnano SIMが採用されており、最新機種を購入した時はnano SIMであることが多区なっています。
なお、nano SIMはサイズがたいへん小さく、失くしてしまう危険性も高いので、SIMカードを差し替える時は十分に注意しなければなりません。
eSIMのメリットとデメリット
ここまででSIMの役割や種類について説明してきましたが、本題のeSIMには物理SIMとはどのように違いがあるのかを解説します。
メリット
①全ての契約手続きが早い
eSIMは、物理SIMのようにSIMカードが手元に届くまで待つ必要はありません。
全てWeb上で手続きが行えるため、最短30分程度で切替が完了するのでとてもスムーズです。
②複数回線の利用が可能
eSIMを利用することで、物理SIMのスロットに空きが出るため複数回線の利用が可能になります。
例えばeSIMでデータ通信を行い、物理SIMで通話を行うなどの使い方が可能です。
ちなみにiPhoneであれば、1台にeSIMを8回線以上設定することが可能になっています。
そのため通話用、データ用、海外用、仕事用など複数の用途で使い分けが出来るようになっています。
③SIMカードの差し替えが不要
物理SIMで機種変更や契約会社を変更する場合には、SIMカードの抜き差しを行う必要が有りますが、SIMカードは非常に小さいため紛失や破損する可能性が否めません。
eSIMならSIMカードの差し替えもなく、紛失や破損も起きることはありません。
デメリット
①eSIMを取り扱っているキャリアが限られている。
現状、全ての事業者でeSIMを対応している訳ではありません。
しかし、大手キャリアや人気格安SIMを提供している事業者はほとんど対応していますので、特に気にする程ではないでしょう。
②eSIM対応の機種が少ない
Androidは、eSIMに対応している機種が限られているようです。
iPhoneであれば2018年以降に発売されたシリーズは全てeSIMに対応しています。
③eSIMの開通手続きにはネット環境が必要
ショップではなく自分で手続きを行う際は、Wi-Fi環境が必須です。
他にモバイル通信が行える端末やフリーWi-Fiなどがあればネット環境がなくても開通可能でしょう。
まとめ
eSIMは直ぐに使いたい方や複数回線使いたい方におすすめと言えます。
さらにSIMカードをなくしたことがある方も安心できるサービスなのが分かっていただけたでしょう。
契約する会社によっては、自分でオンライン手続きを行う必要があるので、苦手な方は事前にショップ対応が可能なのか調べると良いでしょう。