企業のネットワークセキュリティを守るために重要な役割を果たしているUTM。
そのリース契約が満了する時期が近づいてくると、新しいUTMツールへの入れ替えを考え始めるかもしれません。
しかし、どのタイミングで入れ替えを行うべきか、また、どのようなポイントに注意して新しいツールを選ぶべきかは悩ましい問題です。
この記事では、リース満了を迎え、UTMツールの入れ替えを検討している事業者の皆様に向けて重要なポイントを詳しく解説します。
新しいツールの選定とスムーズな導入に役立ててください。
UTMをリース契約で導入している場合、ほとんどの場合は「アプライアンス型UTM」です。
こちらは、拠点ごとに社内ネットワークと外部ネットワークとの間に専用の機器を設置して、ネットワークを守るUTMになります。
そのため、インターネットにアクセスする場合には、それぞれの拠点からインターネットへ接続することになります。
・メリット
高いパフォーマンス: アプライアンス型UTMは、専用の機械を使っているので、セキュリティの処理がとてもスムーズです。
つまり、ネットワークを監視する際に遅れやエラーが少なく、データの処理も速いです。
そのため、会社のネットワークが快適に動き続けるのを助けます。
物理的なセキュリティ: この機械は会社のオフィスやサーバールームに設置されるので、外から簡単に触ることができません。
つまり、物理的に守られているため、他の人が勝手に触れたりすることが難しく、セキュリティが強化されます。
・デメリット
運用コストの高さ: アプライアンス型UTMを導入するには、まずかなりの費用がかかります。
機械自体を購入するためのコストが必要で、その上設置や設定にもお金がかかることがあります。
また、5~7年単位のリース契約になっていることが多く、途中解約ができないこともあることから、支払総額が高くなってしまうことが一般的です。
拡張性の制限: アプライアンス型UTMは物理的な機械であるため、ネットワークを拡張したり、データの量が増えた場合には、新しい機械を追加したり交換する必要があります。
これには時間と追加のコストがかかるため、企業が成長するにつれて柔軟に対応するのが難しくなることがあります。
UTMの入れ替えを行いたいけど、再リースで長期契約は抵抗がある・・・
という事業者の方も少なくはないと思います。
そんな時におすすめなのが、「クラウド型UTM」です。
クラウド型UTMは、最新のセキュリティ機能を提供しながらも、従来のアプライアンス型UTMとは異なる特徴があります。
以下に、アプライアンス型との違いや特徴をご紹介します。
1年更新の契約ができる
クラウド型UTMは、長期契約に縛られることなく、サブスクリプションモデルで提供されることが一般的です。
これにより、契約期間を自由に選択できるため、長期間の契約に対する不安を解消できます。
また、ビジネスの成長に応じて必要な機能やリソースを簡単に追加できるため、スケーラビリティが非常に高いです。
急な変化にも迅速に対応できるため、企業のニーズに合わせて柔軟に調整が可能です。
初期コストが低い
クラウド型UTMは、物理的なハードウェアの購入が不要なため、初期投資を大幅に抑えることができます。
また、月額や年額のサブスクリプション料金で利用できる点から、予算の管理もしやすくなります。
場所を問わずセキュリティ対策可能
クラウド型UTMは、インターネット接続さえあれば、どこからでもアクセスできます。
これにより、リモートワーカーや外出中の社員も、場所を問わず同様のセキュリティ対策が可能になります。
PC利用台数によっては月額費用が高額になる
クラウド型UTMを利用する場合、各デバイスに専用のアプリをインストールしてセキュリティを管理します。
これにより、オフィス内の全てのパソコンやスマートフォン、タブレットに対してセキュリティを適用できますが、その分、月額費用が台数に応じて増えることがあります。
弊社が提供しているクラウド型UTM(Cyber Gate Cloud)の場合、1台につき1,500円で導入できます。
それに対しアプライアンス型UTMでは、月額費用は平均10,000円~15,000円程度です。
そのため、PCの利用台数によっては、かえってクラウド型UTMの方が高額になってしまう可能性があるので注意が必要です。
クラウド型UTMは弊社提供の「Cyber Gate Cloud」がおすすめです。
PC1台から導入可能、月額1,500円(税抜き)でご利用いただけます。
詳しくはこちら:クラウド型UTM「Cyber Gate Cloud」
クラウド型UTMは、その便利さと柔軟性が大きな魅力ですが、台数に応じて月額費用が増加する可能性があることも理解しておく必要があります。
導入前にコストをしっかりと見積もり、自社のニーズに合ったプランを選ぶことで、コストと利便性のバランスを取ることができます。
コスト面も含めて、最適なセキュリティ対策を見つけるためには、サービスの詳細を確認し、必要な機能とコストの関係をしっかりと把握することが大切です。