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小規模事業者の方にとって、セキュリティ対策は重要な課題でありながら、そのためのコストやリソースが限られているのも現実です。
しかし、サイバー攻撃や情報漏洩といったリスクは、どんな規模の企業にも降りかかる可能性があります。
むしろ最近はサプライチェーン攻撃が増加していたり、セキュリティ対策が脆弱な場所がターゲットになってしまうケースが多発しているのも事実です。
そのため、安心して事業を継続するためには、コストをかけずに実施できるセキュリティ対策が求められます。
この記事では、特別な費用や高度な技術を使わなくても、今日から実行できるセキュリティ対策を紹介します。
少しの意識と行動で、最悪の未来を避けることができるので、ぜひすぐに取り入れましょう。
目次
- 1.Wi-Fiネットワークのセキュリティを強化する
- 2.不要なサービスやアカウントを削除する
- 3.疑わしいリンクや添付ファイルを開かない
- 4.定期的なソフトウェアのアップデート
- 5.セキュリティ意識の向上
- まとめ
1.Wi-Fiネットワークのセキュリティを強化する
事業所やオフィスで使用しているWi-Fiネットワークがセキュリティ的に甘いと、外部からの不正アクセスを許すことになります。
ネットワークのセキュリティを強化することは、コストをかけずにできる効果的な対策の一つです。
Wi-Fiのセキュリティが甘いとはどういうことか?
Wi-Fiネットワークのセキュリティが甘いとは、例えば以下のような状況を指します:
・デフォルトのパスワードをそのまま使っている:多くのWi-Fiルーターは出荷時に設定された簡単なパスワード(例: “admin” や “password”)がそのままになっています。
このパスワードがそのままであると、誰でもアクセスできる状態になり、ネットワークが不正アクセスのターゲットになります。
・WPA2など古いセキュリティプロトコルを使っている:古いWi-Fiのセキュリティ規格(WEPやWPA)は、現代の攻撃手法に対して非常に脆弱です。
これらのプロトコルを使っていると、ハッカーがネットワークに簡単に侵入する可能性が高まります。
・Wi-Fiの暗号化が設定されていない:Wi-Fiネットワークが暗号化されていない場合、ネットワーク上でやりとりされるデータが平文で送受信されるため、通信内容が第三者に盗み見られる危険性があります。
これらの問題を解決するために、次の対策を講じることが重要です:
対策方法:
Wi-Fiのパスワードは強力なものに変更し、定期的に更新しましょう。
長く複雑なパスワードを設定することが有効です。
WPA3(Wi-Fi Protected Access 3)など、最新のセキュリティプロトコルを使用することをお勧めします。
これにより、Wi-Fiネットワークへのアクセスが非常に強固になります。
ゲスト用ネットワークの設定を行い、従業員と外部の人が同じネットワークを使用しないようにしましょう。
業務用ネットワークと分けてセキュリティを強化ができ、情報漏洩等のリスクが減ります。
2.不要なサービスやアカウントを削除する
不要なソフトウェアやアカウントが残っていると、それがセキュリティリスクを高めます。
使用していないアカウントやサービスは、できるだけ早く削除しましょう。
対策方法:
・使用しなくなったアプリケーションやソフトウェアはアンインストールします。
・使っていないオンラインアカウントは削除するか、パスワードを強化してセキュリティ設定を見直しましょう。
3.疑わしいリンクや添付ファイルを開かない
フィッシング詐欺やマルウェアの感染経路として、メールのリンクや添付ファイルは非常に多いです。
特に、知らない送信者からのメールや、急を要するように見えるメールには注意を払う必要があります。
対策方法:
・不明な送信者からのメールや、予期しないリンクや添付ファイルには慎重に対応しましょう。
・メールのリンクをクリックする前に、カーソルを合わせて実際のURLを確認し、怪しいサイトに誘導されていないかを確認しましょう。
・怪しい場合はリンクをクリックせずに、公式のウェブサイトからアクセスして確認することで回避しましょう。
4.定期的なソフトウェアのアップデート
ソフトウェアやアプリケーションの脆弱性は、ハッカーにとっての入り口となります。
セキュリティパッチを適用せずに放置すると、知らぬ間に攻撃者にアクセスされる危険性が高まります。
対策方法:
・オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションの自動更新を有効にし、定期的に最新のセキュリティアップデートを適用しましょう。
・セキュリティソフトの更新も怠らず、常に最新の状態に保つことで安全性が増します。
5.セキュリティ意識の向上
セキュリティ対策において最も重要なのは、「人」の意識です。
従業員全員がセキュリティの重要性を理解し、注意深く行動することが何よりのセキュリティ対策につながります。
誤ってセキュリティを脅かす行動を取らないよう、常に意識を持つことが必要です。
対策方法:
・セキュリティに関する簡単なガイドラインを作成し、従業員に周知しましょう。
・定期的にセキュリティ教育や簡単な啓蒙活動を行い、意識を高めることが重要です。
・セキュリティ侵害が発生した場合にすぐに報告できる体制を作りましょう。
まとめ
セキュリティ対策は大企業だけの問題ではなくなってきています。
小規模事業者にとっても、コストをかけずにできるセキュリティ対策を講じることは非常に重要です。
ここで紹介した5つの対策は、今すぐに実行できるものであり、実践することで大きなリスクを回避することができます。
最も重要なのは、セキュリティを日々意識し、継続的に改善していくことです。
あなたのビジネスを守るため、今すぐにできることから始めてみましょう。
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