現在、多種多様なウイルスが多くセキュリティソフトだけでは守りきれないのが現状です。
その為、セキュリティルーターとセキュリティソフトの二重の対策が主流となっています。
セキュリティルーターとは、一般的にファイアウォールルーターとUTMを指します。
ファイアウォールルーターは、ネットワーク外部からネットワーク内部のアクセスを制限することができるセキュリティシステムのことです。
UTMは次世代ファイアウォールとも呼ばれ、複数のセキュリティ機能を1つのアプライアンスに統合したセキュリティシステムとなります。
ファイアウォールルーターでは、ネットワーク全体を守ることが不可能なため、UTMを導入する企業が増えてきています。
UTMとファイアウォールの違いは、防御できるリスクの数やセキュリティ対策の範囲に大きな違いがあります。
外部からの不正アクセスを防止するという点ではどちらも同じですが、UTMはその他にウイルス感染対策や迷惑メール対策などさまざまな機能があるため、 ファイアウォールルーターに比べてセキュリティ対策の範囲が広いのが特徴です。
つまり、UTMはファイアウォールでは防ぎきれなかった脅威にも備えることができます。
また、UTMは外部ネットワークとつながるモデムに接続するので、すべての通信がUTM経由になります。
そのため、パソコンやスマートフォンだけでなく、タブレットや複合機なども外部の攻撃から守ることができるのです。
下記の図がそれぞれの対策イメージとなります。
【ファイアウォールルーターでの対策イメージ】
【UTMでの対策イメージ】
UTMとファイアウォールどちらで対策した方が良いかについては、 上記でも述べたようにUTMには、ウイルス感染対策や迷惑メール対策などさまざまな機能があるため、 ファイアウォールルーターに比べてセキュリティ対策の範囲が広いことからUTMでのセキュリティ対策をオススメします。